◆水廻りのリフォーム★排水管は勾配が確保できる範囲で移設水まわりのリフオームは、毎日の生活に大きく影響していきます。「広いリビングのコーナーにキッチンを移設したい」とか「寝室から直接人れるバスルームにしたい」など、最近は水まわりの位置を変更するリフオームも多くなつています。 その際、給水・給湯・排水などの配管によって制約を受けます。特に排水管は、100分のl以上の勾配が必要なので、現在の位置よりも排水管をかなリ離れた場所まで引こうとすれば、勾配を確保するために床の高さを上げる必要があります。 築年数の古いマンションの中には、配管が床スラブを貫通して、下階の天井裏に配置されているケースもあります。このような場合は、現在配管がでている位置から配管しなくてはならず、それに伴って床も上げるので、天井の高さの確保が難しくなります。 また、マンションの既存の間取りは、パイプシャフトの位置や上下階の配置が同じなので、水まわりで出す音ももさほど気になりませんが、寝室の上などにトイレやバスを移設しようとする場合は遮音・防音にたいして細心の注意が必要です。
★対面式キツチンの換気扇はダクト配管に変更マンションでは壁付けのキッチンカウンターが一般的です。しかし最近では、キッチンをリビングにむ けた対面式が人気を集めています。明るい窓のほうに視線を何けて作業ができて、家族ともコミュニケートできる、家庭のコアとなるキッチンです。 この場合、給排水管の位置の変更とともに、排気についても配慮が必要になります。壁面から直接排気していた換気扇をダクト配管に変更するため、梁などがあると制約を受ける場合がでてきます。
★キツチンの壁・天井は不燃材を使う本格的にクッキングを楽しむには「やばり独立型のキッチンがいい」と、LDKの中にオープンに設けてあったキッチンを、壁を作ツて独立型に変更するケースもありますが、その場合のボイントは、キッチンとダイニングとのつながり、リビングダイニングと他室とのつながりなどの動線に配慮することです。 また、キッチンの壁・天井は不燃材を使うことが建築基準法で決まっているので、壁材の選択には注意が必要で、木質系などの可燃材の壁材は使用できません。水まわりや火まわりは、不燃性,耐水性のあるタイルなどを使用します。
★ジェツトハスは防音・防振対策を十分にマンションのバスルームは、ユニットバスか、躯体に防水処理を施した在来工法によるか、いずれかの方法で作られています。 在来工法の場合、もう一度防水工事をしてやり直すか、旧防水下地のまま、ひとまわり小さいユニットバスを組み込みます。 ユニットバスは現在、種類が豊富になって、壁・床などの仕上げ材や浴槽の材質が選ぺるほか、色もカラフルです。高級なユニットバスになるとオプションも豊富で、床暖房やジェットバスを採用できるタイプもあります。 一般的なマンションのバスルームにも採用できるよう小型のゾェットバスも登場していますが、運転中、モーターと循環水の騒音や振動が発生するので、防音,防振対策を十分考える必要があります。
★給湯機は屋外設置型の採用も可能シヤワーを楽しんだり、現在は給湯されていない洗面所などに給湯するために、ガス給湯機の能力を大きいタイプの製品に変えて、給湯機を屋内から屋外設置に変更するリフォームも増えています。給湯機は近年、小型化・薄型化して、設置方法も壁掛け式、天井吊りなど、あらゆるケースに対応でさるようになっています。 屋外設置の場合ボイントは、住戸内を新たな配管にすることが必要なことと、外壁への配管貫通が管理組合で許可されるかどうかです。 洗面台はシャンプーができる製品などが人気ですが、洗面台下に小型の貯湯式電気温水器を設けられるタイプも多いので、既存の給湯器を使いながら採用していくのも、ひとつの方法です。
★口ータンク式トイレは奥行12Oセンチが必要サニタリーのうち、トイレは独立させて家族間でもプラィバシーを守るのが一般的です。トイレのリフォームでは、隅型からロータンク式に、貯水タンクのガ方式を変更するケースが多いのですが、この場合はトイレの奥行がl20センチ程度確保できないと使いづらくなります。また、洗浄器付き便器へ変更する場合、現在使用中の便器と同じ水洗式の洗浄器付き便器なら、トイレ内のコンセントと水栓を使えばいいのでかんたんにできます。 (C) Copyright 1996,KENT-WORK'S
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